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2022/04/21 08:56
安倍晴明神社の鑑定コーナーでも、最近ご相談が多いのが引越しや家相に関することです。
九星気学や風水を学んできた立場さらに建築士の経験からもいつもアドバイスをさせてもらっています。
私の風水五か条
は1)光を感じる 2)風を通す 3)断捨離 4)掃除 5)気にしない なんです。
今日は特に5)についてご説明をしますね。
基本的に私は「気にしない」という人は「気にしなくていい」という立場を取っています。
気にならない人に押しつけのように「この間取りはダメ」「この土地はダメ」とお伝えしても迷惑なだけではないでしょうか。
家相や風水を考えるときに一番大事なことは、住む人=人間です。次が土地、そして間取りや方位、転居の時期と続きます。
住む人が気にしないというパターンにもいくつかあって、
迷信だからと全く拒絶する方(それはちょっと正直、勿体無い)/ 私は運が強いから大丈夫と過信する方
の2パターンが多いかなと思います。
だけど大多数の方は「なんとなく気になるけど、徹底的にはしない」という中途半端なグレーゾーンで
家相や風水を取り扱っているなという印象ですね。
ちょうど新築の店舗付き住宅を建設中の知人がおられました。久しぶりに連絡をもらったらまさに家相と風水の相談。
土地を運命的な出会いで手に入れ、建設も始まり、もうすぐ入居のタイミングで
「ちょっと占いをかじった友人」から間取りや転居の時期のダメ出しがあったとのこと。
地鎮祭も済ませ(これはこれで意見があるので次回また)気分良く家ができていく様子を楽しんでいたのに
「ちょっと占いをかじった友人」のダメ出しが頭から離れず眠れなくなってしまったとのことで駆け込み相談。
友人からのダメ出しポイントは大きいものは、ここでは3つ。
*五黄中宮の年に転居
2022年は9年に一度、九星気学で五黄が中宮する年です。意味が分からない?そうですよね。
ちょっと専門的な話になりますが、五黄というのは吉凶入り混じる土の性質を持っておりその凶の作用を恐れて
普段は五黄の方位を避ける、五黄の反対側の方位も避ける、これが九星気学の基本的なスタンスです。
今年はそれが中宮=中央に位置するため、凶の方位がない、そう考える流派もあります。私はこの考えです。
一方、中央に五黄が位置するので全方位がダメ=引っ越しや移動に向かない年と考える流派もあります。真逆ですね。
知人には、上記を説明し私は五黄が中宮するというのは土が本来の位置に留まり安定する星回と考えています。
せっかくの新居建設、安定した年に着工、引っ越しできることを喜ばれたらどうですか?とアドバイスしました。
*鬼門にトイレ
鬼門は本来、生門とも書き桃源郷の方位を指すという説もあります。避ける、忌み嫌うものでもないんですね。
日本の家相では、鬼門、裏鬼門の扱いに注意を促しますが、それは古来鬼門(北東)から裏鬼門(南西)に向けて
風が吹く日本を含む東南アジアでは、鬼門にトイレなどがあれば家中に不浄なものを撒き散らかすことになるからです。
だって上下水道も、換気扇もない時代ですから!!!!
知人には、トイレちゃんと下水処理されるでしょ?換気扇もあるでしょ?そんなに神経質にならなくていいよ。
でもどうせなら方位避けして暮らしましょうか、とその方法をアドバイスすることにしています。
どんな間取りや転居の時期にも必ず対処方法があります。それを知ってるか知らないかこの差は大きいですよ。
*裏鬼門に玄関
上記に同じく、土地の大きさや希望する間取りによっては鬼門や裏鬼門に玄関が来ることがあります。
これも対処方法があるんです。ダメと言って脅すだけじゃなく、あまり好ましくないからこんなふうに改善しませんか?
そんな提案が大事だと思っています。
あなたは都を作りますか?
突然ですが、私はいつも家相や風水を気にするお客様の中でいつまでもウジウジと悩む方にはこう質問します。
そもそも風水って、皇帝や天皇、将軍が都を作るためその繁栄を願って活用してきた帝王学、環境学。
それを庶民の家に当てはめようと思っても、数千万の予算、数十坪の土地ではオールOKになることはほとんどないのです。
数億、数百坪ならまた話は別ですが、それもそもそもは墓=陰、家=陽とセットで家相。
家だけこだわっても意味がないのも、一つの言い伝えの部分です。
私は一番大事なことは土地のコンディションだと思っています。間取りや転居の時期なんて表面的。
人間で言うとどんな洋服を着るか、TPOの話、ファッションみたいなニュアンスでしかありません。
それよりも体の内側から健康であるかどうか、ここ大事ですよね。
沖縄のユタさん、カミンチュ文化から土地の浄化方法、つまり土地の声を聞く方法を学んでいます。
私はまだその力はないので、土地に関しては安心してサポートできる体制を整えています。知人にも紹介しましたよ。
私からのアドバイスは、地鎮祭の時だけ神主さんを呼んで土地に感謝するのではなく
毎日暮らす自分達が「土地を使わせてもらっていることに感謝」し、時々はその土地を清める役割を持ち神社へお礼を伝えにいくこと。
土地を購入したと言っても土地は天や神様のもの。家主さんでもある天や神様に感謝して過ごす姿勢が一番大事です。
占いのプロ=建築のプロ?
またリフォーム会社を20年以上経営している立場、建築士としても占いの先生はたいてい占いのプロで建築のプロではありません。
しかも古い言い伝えを鵜呑みにしている人も多く、今の時代にフィットしてない話も多々耳にします。
数千年に渡る家相や風水の世界では、電気もないのが当たり前。上下水道はそれでも普及していたとはいえ今ほどではありません。
各種建築素材の進化もここ数十年で飛躍的です。
家相や風水が私たちに伝えたいことの中には、今の建築技術ならクリアできることが多々あります。
北にキッチン=家で一番安定して食品を保存できる場所。でも今は冷蔵庫ありますよね。
西に窓はダメ(特にお商売している家は絶対にダメ)
=西日で焼けますもん、いろんなもの。今はカーテンや窓に貼るフィルムがUVをカットしてくれますよ!!!
鬼門、裏鬼門にトイレ、玄関はダメ=今は換気扇も上下水道もあります。不浄なものが家中にばら撒かれることはありません。
だって、そもそもマンションの場合ほとんどが風水的にはアウトとなることが多いんです。
マンションなんて住宅スタイル、ここ数十年のことですもんね。
そんな私でもこだわって欲しいのはここだけ!家の中央は大事
昔も今も大事にして欲しいのは家の中央です。ここについてはまたの機会にお話ししますね。
気にしないなら気にしない、気にするなら数万円で心がスッキリ
私がお伝えすることが全てではありません。いろんな流派もありますしね。
私なりに30年以上の学びの中で得た知識や経験、知恵をお伝えします。選択するのはお客様。
私だけでは手に負えないことは天と繋がるプロの力も借りて解決に導きます。
ウッドショックで建材が高騰し、家造りは今まで以上にコストがかかる一大イベントとなりました。
住宅ローンも長い期間支払いますよね。
気にならない人は気にしない、これも大事です。
でももしあなたがやっぱり気になる、どうせならスッキリ住みたい、そう感じているなら是非一度ご相談ください。
膨大な建築費を考えるとこれくらい絶対に安い、自信を持ってお伝えします。
何よりも建築のプロ、建築に関するアドバイスも致します。そこがもしかしたら一番の強みかも。
知人には、どうせなら全てスッキリクリアして、商売繁盛する家にしましょう!と提案し
寝れなかったと話していた彼女から笑顔が出てきました。
家=人体、そう考えて中途半端な健康アドバイスではなく、プロのアドバイスを参考に
自分で家や土地に感謝し、間取り以上に大切な日々のメンテナンス、断捨離、掃除を徹底してください。
だって間取りも完璧なゴミ屋敷では運気上がりません。
間取りに問題があろうとも住む人が納得、感謝し住むことで運気アップの方法はいくらでも存在しますよ。